FTPクライアント
FTPクライアントとは、ネットワークでファイルの転送を行うための通信プロトコルのひとつであるFTP(File Transfer Protocol)を使用してファイルの送受信を行うクライアントソフトウェアのこと。
FFFTPとは、1997年に曽田純氏(Sota)が開発したフリーのFTPクライアントソフトウェアで、曽田氏による開発は2011年8月31日をもって終了していますが、以降、有志によりオープンソースで開発が継続されています。
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OSDNのFFFTPプロジェクト
FTPクライアントとは、ネットワークでファイルの転送を行うための通信プロトコルのひとつであるFTP(File Transfer Protocol)を使用してファイルの送受信を行うクライアントソフトウェアのこと。
FTPクライアントでは、ホームページ用に作成したファイルをアップロードするWebサーバを「ホスト(サーバ)」と言います。この項では、FFFTPがホストに接続するための設定を行います。
FFFTPを起動すると、本体と一緒にホスト一覧のウィンドウが開いた状態で表示されます。ホスト一覧の「新規ホスト」ボタンをクリックして「ホストの設定」を行います。
※ホスト一覧が表示されていない場合は、メニューの「接続」より「接続」の項を選択、または、同じくメニューの「接続」より「ホストの設定」を選択し、ホスト一覧のウィンドウを表示します。
ホストの設定画面の基本タブを表示した画面です。
入力が終わりましたら、OKボタンを押し、ホストの設定を完了します。
ホスト一覧のウィンドウに「ホストの設定名」で入力した名前を選択し「接続」ボタンを押します。
※ホスト一覧が表示されていない場合は、メニューの「接続」より「接続」の項を選択、または、同じくメニューの「接続」より「ホストの設定」を選択し、ホスト一覧のウィンドウを表示します。
画面下のエリアに、「ファイル一覧の取得は正常終了しました」と表示されましたら、接続成功です。
※接続の際に、暗号化の状態の保存のメッセージが出た場合は「はい」の選択でOKです。
これは、FFFTPがWebサーバへ接続する際に「ホストの設定画面の暗号化タブ」の接続の暗号化に関する設定で、チェックを入れた項目の方法で接続を試行し、成功した項目(暗号化の方式)を保存するかどうかの選択なので、「はい」を選択すると、接続できなかった項目のチェックが外れ、その状態が保存され、次回の接続も同じ暗号化方式で接続を行います。
従って、「はい」を選択した場合は、環境(FFFTPの設定やWebサーバの仕様)に変更が無ければ、以降の接続操作では、このメッセージは出ず、「いいえ」を選択した場合は、接続の度にメッセージが表示されます。
Information
FFFTPを起動しているパソコンのホームページのファイルを入れているフォルダを、ローカルフォルダ、ホームページを公開しているWebサーバのフォルダを、ホストフォルダとして以降解説します。
パソコン上のホームページファイルを、一括でWebサーバにアップロードします。
接続した状態です。
画面左のエリアが、ローカルフォルダの中身で、画面右のエリアが、ホストフォルダの中身です。
Webサーバに一括でホームページのファイルをアップロードする場合は、画像の赤丸の「ミラーリングアップロード」のアイコンをクリックします。
ミラーリングアップロードは、Webサーバのファイルを、パソコンのFFFTPに設定したフォルダ(ローカルの初期フォルダ)と以下のように同じ状態にします。
ローカルフォルダより、アップロードするファイルを選択(青色反転)し、ツールアイコンのアップロードボタンを押すとホストフォルダにアップロードされます。
ローカルフォルダより、アップロードするファイル、または、パソコン上のファイルをホストフォルダのエリアにドラッグ&ドロップでホストフォルダにアップロードできます。
余談ですが、複数のファイルの選択方法。以下の画像ではローカルフォルダでの例ですが、ホストフォルダも同様に操作できます。
キーボードの「Ctrl」キーを押しながらファイルを選択します。
始点となるファイルを選択し、キーボードの「Shift」キーを押しながら、終点となるファイルを選択すると、始点、終点を含む間のファイルすべてを選択することができます。
ホストフォルダより、ダウンロードするファイルを選択(青色反転)し、ツールアイコンのダウンロードボタンを押すとローカルフォルダにダウンロードされます。
また、ホストフォルダより、ダウンロードするファイルをドラッグ&ドロップで、ホストフォルダ、またはパソコン上にダウンロードすることもできます。